JB-○○
About
ダイハツの軽自動車用直列4気筒エンジン。総排気量659cc。
ストーリアX4に搭載されるJC-DETエンジンのベースであり、チューニングベースとしての潜在能力は高いらしい。
要するに「ハイメカツインカム」の軽バージョンなんだとか。
L880Kコペンの生産終了とともに、JB型も生産終了となった。
現在ダイハツの軽自動車エンジンはすべて3気筒のKF型に統一されており、後継の4気筒エンジンはしばらく登場しないと思われる。
コペン以外は型式番号の1の位が+2されているので、搭載車を見分けることができる。(例:ミラ L500S→L502S)
バリエーション
JB-EL(NA)
L502Sミラの一部のNAグレードに搭載された。
他と比べると圧縮比はもちろんカムプロフィールも若干異なるとのこと。
JB-JL(インタークーラーターボ)
L502/512SミラとL602Sムーヴに搭載。これをベースにJC-DETが作られた。
JB-DET(インタークーラーターボ)
新規格用。JLと比べるとヘッド周りがなんか違うらしい。
前期型と後期型が存在する。
主にムーヴの最上位グレードやオプティに搭載。
L880K用はツインスクロールターボである。
「軽自動車界のRB26DETT」と呼ぶ人もいるとかいないとか。
派生編 JC-DET
JB-JLをベースに排気量を713ccまでストロークアップした、ストーリアX4専用エンジン。
JB-DETの先行試作版という役割も持っていたため、製造時期によって細かく仕様が異なるらしい。
過給係数1.4を掛けると998ccとなり、当時の1Lクラスに収まるようになっている。
スズキが撤退したこともあり、ライバル不在でやりたい放題だった。
まさしく「勝つために手段を選ばなかったメーカーの暴走」の賜物である。
余談だがストーリアX4の後継であるブーンX4のKJ-VETは1300ccのK3-VETをベースとしているのだが、何かの先行試作版というわけでもない完全な「X4専用エンジン」であるため、実はJC以上にとっても贅沢なエンジンなんだとか。
部内の搭載車
L880K コペン
L502S ミラ
- 最終更新:2019-08-19 21:52:33